YouTuberオワタって本当? | サラリーマンの副業奮闘記

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YouTuberオワタって本当?

まいど吉田屋です。


「世界最大級の広告代理店がユーチューブから撤退」


3月21日に配信された、
Yahoo!ニュースのタイトルです。


これを受けて、
「YouTuberオワタ・・・」
との論調も散見されますが、


問題はもうちょっと
根深いような気がします。


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この記事は、Yahoo!ニュースを含む、
複数のソースが一斉に報道しました。


『世界第6位の広告代理店ハバス(フランス)が、
YouTubeへの広告出稿を停止』


人種差別やイスラム過激派に賛同するような
一部の過激主義者がアップしている動画にも、
広告が表示されるのが理由とのこと。


これによってYouTubeが失った広告費は、
年間、なんと240億円!


ハバス以外にも、
・ホンダ(自動車会社)
・ガーディアン(新聞社)
・ロレアル(化粧品会社)
・セインズベリーズ(スーパーマーケット)
・英政府
なども既に広告出稿を停止しているため、
YouTubeにとっては、
相当な影響があったはずです。


YouTubeの親会社であるGoogleは、
早速、対策を発表しました。



  • 大規模な増員で審査を早め、人種や宗教などに基づき他人を攻撃する内容を含んだ動画には広告を掲載しないようにする。

  • 広告主がYouTubeの広告表示位置を詳細に選択できるよう、ポリシーを変更する。



いまや、
YouTubeにアップロードされる動画は、
毎秒400時間。


いくらYouTubeが増員しても、
全ての動画をチェックするのは不可能です。


さらに、
広告主に選択権を与えるってことは、
広告主に責任を押し付けているのと同じ。


これでは、
YouTube広告費が益々減り、
アドセンス収入は激減してしまう。


というのが、
「YouTuberオワタ・・・」
とする理由のようですが、


本当?


確かに3年程前と比べると、
1再生当たりのアドセンス収入は、
半分以下になっています。


動画数は増えているのに、
広告費が減っているのも、
その一因かもしれません。


が、


そもそもYouTube広告って、
そんなに見られているんでしょうか?


  • 広告のせいで表示が遅くなる

  • 関係ない広告が流れる

  • 役に立たない広告ばかり

  • 何度も同じ広告を見せられる

  • そもそも流れる広告が面白くない



アドブロッカー、使いたくなりますよね〜?


アドブロッカーとは、
ネット上に配信されている広告を
ほぼ非表示にできるソフト。


広告ブロッカーや広告除去ソフト、
と呼ばれることもあります。


もちろん、
非表示にできない広告もありますが、
ブラウザーの拡張機能として、
手軽に使っている人も多いはず。


でも、
広告費に頼っている企業としては、
死活問題です。


アメリカでは、
広告を消すのは著作権法違反だと
訴訟を起こす企業まで出てきました。


広告を消したいなら金払え!
というサイトもありますよね。


まさにYouTubeがそうで、
「YouTube Red」という有料サービスに申し込むと、
広告を非表示にすることができます。


あるいは、
アドブロッカーを使っている人には
ページを見せない、
アンチアドブロッカーを設置している
サイトもあります。


でも、アンチアドブロッカーは、
根本的な解決策にはならないでしょう。


アンチアドブロッカーをかわす、
新たなアドブロッカーが必ず出てきます。


で、
また新しいアンチアドブロッカーが
開発される。


するとまた、
それをかわすアドブロッカーが出る。

・・・
・・・
・・・


どこまで行っても、
いたちごっこです。


それに、
アンチアドブロッカーが設置してあるようなサイトを、
わざわざアドブロッカーを外して、
敢えて見たいと思います?


もちろん、
そうしてまで読みたいような
価値のある情報を発信しているサイトなら、
分からんでもありません。


でも、そもそも広告に興味がないから
アドブロッカーを使っているわけです。


広告が表示されたとしても、
読むこともないでしょうし、
ましてクリックしないでしょう。


じゃあ、広告なんて、
もともと役に立たないのか?
というと、そんなことはありません。


たとえクリックされなくても、
広告は表示されるだけでも価値がある、
という側面はあります。


企業名を知ってもらったり、
製品名を刷り込んだり、
ブランディングにもなるでしょう。


実際、テレビCMは流れるだけですが、
りっぱに生き残っています。


夜中の番組などでは、
CMだらけでウンザリすることもありますが、
記憶に残るものもありますよね?


CMスキップ機能付きの録画機器もありますが、
必ずしも全てのCMが
つまらないわけではありません。


つい見ちゃうCM、
耳に残るCM、
続きが楽しみなCM。


そんなCMもあるわけですから、
やっぱり内容なんでしょうね。


もちろん、
PCは目的を持って見ることが多いので、
テレビより広告を邪魔に感じる傾向は強いでしょう。


でも、自分に役立つ広告なら、
記事と同じく貴重な情報のはず。


けして、全ての広告が
嫌われているわけじゃありません。


私も自分のブログには、
バナー広告をいくつか貼っています。


自分で使ってみて、
読者さんにもメリットがあると
思っているからですし、
実際にクリックされています。


結局、YouTubeの広告は、
テレビCMをそのまま流したりして、
視聴者のニーズに合っていないんでしょうね。


過激主義者の動画にも、
広告が表示されてしまうことも問題でしょうが、


アドブロッカーで非表示にされてしまう、
見たくもないような広告ばかりってことの方が、
より深刻な問題ではないでしょうか。

comments(0)trackbacks(0)|2017.03.23 Thursday | category:├ YouTube
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