まいど吉田屋です。
ロリポップサーバーが、
2017年4月11日からHTTP/2に対応しました。
なんのこっちゃ?
という方は、
今日の記事、読んどいてくださいね。
ロリポップサーバーとは、
GMOインターネットグループの
GMOペパポ株式会社が運営する
レンタルサーバーです。
で、HTTP/2とは、
Webサイト表示を高速化する
通信プロトコル、つまり、
ネット上での通信に関する決まり事。
これまでは、
HTTP/1.1という決まり事を使ってきましたが、
いよいよ限界を迎えたので、
16年ぶりに改訂される、ということです。
もの凄くざっくり言うと、
サイトのアドレスが「https://〜」になって、
重たいページでもサクサク開くようになります。
もちろん、
なんでもかんでも高速化する
というわけではありません。
Webサイトが常時SSL化していること。
SSLとは、インターネット上で、
第三者によるデータの盗聴や改ざんを防ぐために、
通信を暗号化する技術。
SSL/TLS
と書かれることもあります。
SSL化されたサイトは、
アドレスが「https://〜」となり、
通信の暗号化が保証されます。
安心してアクセスできる
ってことですね。
常時SSL化するということは、
サイトの全ページを暗号化すること。
画像のURLはもちろん、
HTMLやCSSのソースコードも、
全て「https://〜」に変更しなければいけません。
すでにGoogleだけでなく、
- Twitter
- Facebook
- Wikipedia
- YouTube
- Netflix
- Paypal
といったサービスは、
常時SSL化しています。
また、
アメブロやFC2ブログなども、
常時SSL化を進めています。
HTTPSでのリクエストは、
2017年3月時点で、
すでに全体の40%に達しているそうです。
実は、仕様上HTTPでもHTTPSでも、
HTTP/2は使えるのですが、
ChromeやFirefoxといった主要ブラウザが、
HTTPSでしかHTTP/2に対応しないため、
実質、全てをHTTPS化する必要がある
ということです。
WebブラウザがHTTP/2に対応していること。
こちらは問題なくて、
- Chrome
- Firefox
- Internet Explorer(IE)
- Opera
- Safari
等、2016年中に、ほとんどのブラウザが、
HTTP/2に対応済みです。
さらに言えば、
IEを継ぐ「Microsoft Edge」は、
常時SSLが必須になるそうです。
さて、
HTTP/1.1からHTTP/2になると
表示がどれくらい早くなるのか、
体験できるサイトがあります。
「
HTTP/2ってなにがいいの?ロリポップ!が試してみた」
事前テストでは10%改善と書かれていますが、
私の環境では、
3.38秒から2.755秒と18%もアップしました。
■HTTP/1.1版
■HTTP/2版
現在、ロリポップ!は、
SSL30%割引キャンペーン中♪
ただし、
一番安いエコノミープランは
SSL非対応ですので注意してください。
Googleも、
常時SSL化をランキングシグナルに使う
と公表していますから、
時代が常時SSL化に向かっているのは
間違いありません。
しかし、
そもそも常時SSL化するには、
外部スクリプトの安全性を確認したり、
アクセス解析ツールの再登録が必要になったり、
かなりの手間暇がかかるわりに、
今のところSEO上は、
それほど重要視されていません。
なので、
一から立ち上げるサイトを
常時SSL化するのはいいですが、
今、運営しているサイトについては、
あまり拙速に対応する必要は
ないんじゃないかと、
吉田屋は思っています。
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trackbacks(0)|2017.04.13 Thursday | category:
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